2012年4月7日土曜日

東海地方の窯 室町時代のもの

東海地方の窯 室町時代のもの




名称

よみ

地域

時代

西暦(目安)

メモ

藤四郎焼

とうしろうやき

尾張瀬戸

安貞頃

1227-1229

古瀬戸窯の別称

真中古窯

まちゅーこがま

尾張

文永年間

1264-1274

初代藤四郎の子藤五郎開窯

破風窯

はふうがま

尾張

建武年間

1334-1336

一説に四代藤四郎開窯とつたえらよる

伊賀焼

いがやき

伊賀丸住

足利年代

1336-1573

享禄年間次郎大夫太郎再興。寛永以降茶器を作る。「いが」名は元祿以降ノ作

瓶子窯

へいしがま

尾張赤津

足利末期

1467-

所謂椿手の終末期に属す

美濃焼

みのやき

美濃

足利末期

1467-

加藤景光久尻に開窯するにはじまり、土岐、恵那、可児三郡より産する陶器の総称、鎌倉期の古窯もあり

金華山焼

きんかざんやき

美濃金華山

応仁年間

1467-1468

三代目藤四郎創設とつたえられる

宗右衛門焼

そーえもんやき

尾張

文明頃

1469-1487

大川焼

みのおおかわ

美濃大川

文明年間

1469-1487

加藤景信創設

久野焼

ひさのやき

尾張

文明年間

1469-1487

久野彌兵衛の作

志野焼

しのやき

尾張

文明頃

1469~1487

足利義政志野宗信に造らしめたるに起る

水上焼

みなかみやき

美濃水上

天文年間

1532-1555

加藤十二代萬右衛門開窯

織部焼

おりべやき

尾張瀬戸

天正年間

1573-1592

古田織部正重然創始

茂右衛門焼

もえもんやき

尾張瀬戸

天正頃

1573~1592

茂右衛門の作、茶入多し、窯印十

久尻焼

くじりやき

美濃

天正十一年

1574

加藤景光創窯

筒井伊賀

つついいが

伊賀

天正十二年

1574

筒井定次の命によって作った伊賀焼

大萱窯

おーかやがま

美濃久々利

天正五年

1578

加藤景信築窯、最上の志野を産す

猿爪窯

ましずめがま

美濃陶

天正六年

1579

加藤景貞開窯

黄瀬窯

きのせがま

伊豆雲井

文禄年間

1592-1596

神器徳利の類を焼く

伏木焼

ふしきやき

尾張常滑

慶安年間

1596-1615

龍門焼

りゅーもんやき

尾張前津

慶応頃

1596-1615

鈴木宗兵衛創む

岡崎永楽

おかざきえいらく

三河岡崎

慶応年間

1596-1615

永楽和全高須某と創む

古戦場焼

こせんじょうやき

尾張桶狭間

慶応年間

1596-1615

楽焼

曽木焼

そぎやき

美濃

慶長頃

1596-1615

筑後朝日焼

ちくごあさひやき

美濃

慶長頃

1596-1615

加藤筑後守景延の作

朝日窯

あさひがま

尾張瀬戸

慶長年間

1596-1615

瀬戸古窯の一、明和七年川本治兵衛再興す

伊奈織部

いなおりべ

尾張

慶長年間

1596-1615

大富窯

おーとみがま

美濃大富

慶長年間

1596-1615

大萱につづき志野黄瀬戸を産す

窯下窯

かましたがま

美濃久々利

慶長年間

1596-1615

志野、黄瀬戸の類を産す

久々利焼

くくりやき

美濃久々利

慶長年間

1596-1615

大萱、大平等久々利村にあろう窯の総称

品野窯

しなのがま

尾張瀬戸

慶長十五年

1610

加藤新右衛門再興


出典 日本諸国窯一覧 横川民輔著 




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